福岡の伝統工芸とコラボした介福本舗オリジナルの車いすが!
完成しました!!!
本体はスタンダード車椅子の「よかセレクト(自走式)」でございまして、今回のコラボの為にブラックカラー仕様を作りました!フレーム・タイヤ共にブラックで非常に引き締まった印象です。
織物の種類は3つで博多織・小倉織・久留米絣の3種類となっています。
(写真のシートカバーはサンプル品です)
さらに、駐車ブレーキと肘掛けは京築ヒノキを採用しました。
ウォルナットに塗装していただき、より高級感のある仕上がりとなりました。
まずは限定30台のみの販売となりまして、シートカバーの種類はほぼ1点ものとなっております!
販売価格などの詳細情報は11月中にご案内できる予定です。
またシートカバーのバリエーションは現在準備中ですので、商品がそろいましたらご紹介したいと思います☺
織物について
博多織
博多織は、たくさんの経糸(たていと)を用い、 細い糸を撚り合わせた太い緯糸(よこいと)を筬(おさ)で力強く打ち込むことにより 横状の凹凸(畝:うね)が表面に現れる平織りに、主に経糸を浮かして模様を織り出した厚地の張りのある丈夫な絹織物です。
その堅牢さが帯地に適しており、生地の畝によって結んだ帯が緩まず、 また、ほどきやすいという機能性を兼ね備えています。
その特性のため、帯に刀を差したり、激しい動きを求められる男帯として重宝されていました。
主に、複雑な模様が製織できるジャガード機を使用し、現代では女性用の様々な帯が織られており、 また、薄手のものもつくられ、絹織物独特の繊細さと“しゃり感”が特長です。
小倉織
小倉織は、江戸時代初期から豊前小倉藩織られ、徳川家康も愛用するなど袴や帯などとして日本全国で珍重されていた木綿布。多用したたて糸が色のリズムを生む、立体感あふれるたて縞と丈夫でしなやかな質感が特徴。戦時下の昭和初期に途絶えてしまったが、多くの試行錯誤の末、1984年現代の布として蘇った希少な織物。
久留米絣
手括り藍染めの手織り技術で、日本の木綿絣の中でも群を抜く美しさを誇る久留米絣。日本三大絣のひとつであり、江戸時代からの長い歴史を持ちます。緻密でありながら、素朴で温かみのある絣模様は、着物以外にも生活に身近な様々なアイテムにも用いられている。
たまたま博多織などの福岡県の伝統工芸と出会ったことがきっかけで、この素材を使って車椅子を彩れたらどんなに素敵なものができるだろうか?と考えたのが商品開発のきっかけでした。
車椅子はどうしても大量生産が前提となりますし、カスタマイズの幅も限られることが多いです。
他の人と被らない、自分だけの特別な1台が欲しい、という希望をかなえられる1台になったらいいなとの思いから、こうして実現することが出来ました。
織り上がった織物を職人さんの手で1つ1つ車椅子用のシートとして加工していただきました。職人技が随所に光っています。
先日開催されたふくおかカイゴつながるプロジェクト2023に出展させていただいた際にサンプルを展示させていただいたのですが、「これって博多織よね?」とたくさんの方からお声をかけていただきました!👏
福岡の伝統工芸をご存知の方はもちろん、よく知らなかった、という方にも興味を持っていただくきっかけになればとても嬉しいです!
それではまた続報出ましたらお知らせさせていただきます!
最後までお読みいただきありがとうございます☺