
こんにちは、介福本舗の園田です。
みなさん学生時代は何か熱中していたものはありましたか?私はウエイトリフティング競技を頑張ってきました。
そのウエイトリフティング、高校生の九州大会が地元熊本で開催されましたので、今回は役員として参加致しました。
20年前この九州大会で私は個人、団体と優勝したので思い入れがある試合でもあります。

ウエイトリフティングって言ってもルールも全くわからないと思いますので少し解説したいと思います。
ウエイトリフティングは、持ち上げ方が2つあります。
ウエイトリフティングの持ち上げ方
・スナッチ
スナッチとは1動作でバーベルを頭上まで挙げる種目で、「バーベルを床から頭の上まで一気に引き挙げて立ち上がり、そのまま支持します」
・クリーン&ジャーク

クリーン&ジャークは、「クリーン」と「ジャーク」という2つの動作を組み合わせた持ち上げ方です。
まず1つ目の動作、クリーンで、バーベルを肩、鎖骨の高さまで持ち上げて立ち上がります。
その後、2つ目の動作で肩、鎖骨から頭の上までバーベルをさらに持ち上げて支持します。
休憩時間にアップ上で久々にクリーン&ジャークを挙げてみました。
重量は内緒。特殊寝台(介護ベッド)と同じぐらいの重さと思っていただければ。
ベッドの納品、移動がある際は園田を呼んで下さい。力になります。
ウエイトリフティングの競技手順と順位の決定
各選手が「スナッチ」と「クリーン&ジャーク」の2種目を各3回ずつ行います。
各種目それぞれ、3回行ったうちの成功した最高重量を合計した成績で、順位を競います。
上位を狙って初めから重いバーベルに挑戦することもできますが、その分失敗するリスクも上がります。
重量申告をするときは、いかに失敗を避けながら合計の重量を増やすかを、選手、セコンドはよく考えて申告しなければなりません。
また、他の選手たちがどの重量を申告しているかをよく見ながら、自分が挑戦すべき重量を現在の力量と兼ね合わせて決める思考力、駆け引きも重要となります。
今回の大会の私の仕事は、挙げる前の選手待機場所での進行係。
そこで選手と監督のやり取りを試合進行しながら目の前で見ることが出来ました。
そこで私が感動したある選手と監督の話です。
重量級で入賞圏内を争ってる選手。そしてこの選手の結果次第で団体優勝もかかっている。更に3年生で最後の大会の模様。
クリーン&ジャークの1回目は成功。成功したもののギリギリいっぱいの成功。
2回目以降の試技は挙げれないかもなと私は内心思ってました。
2回目、挙上前の監督の一言。
『ウエイトリフティングと言う競技は力があるから挙がるわけではない!気持ちだ!気持ちで挙がる!バーベルに気持ちをぶつけて挙げてこい!』
監督からの鼓舞する一声で2回目も見事成功。
3回目、挙上前の監督から
『3年間厳しい練習によく耐えてきた!本当にお疲れ様。いままで厳しくやってきたのは、お前が人間的に成長して欲しかったからだ!そして今日、今から挙げる重量を成功させるためだ!悔いのないようにやってこい!』
選手を送り出した監督の目からは涙が流れる。
選手は思いっきり気合を入れて、バーベルを引き上げる。
結果は言うまでもない。見事成功!
成功して戻ってきた選手と監督は涙を流しながら抱き合う。結果は個人も入賞し、団体も優勝。
この選手が最後挙げていなければ入賞も団体優勝もなかった。
本当に感動する場面を目の前で見ることが出来ました。
ウエイトリフティングはただただ、パワーがある人が強いと思われがちですが、テクニック、メンタルが大事なスポーツです。
球技の様なゲーム性はありませんが見えないところでの駆け引き、それまで、冷静に挑んでいた選手が成功を確かめた瞬間の、満面の笑顔や安堵の表情に惹かれる競技です。
このブログを見たからには今後ウエイトリフティング競技をテレビ等で見た際はチャンネルを変えず、見てみてくださいね。
以上、園田の休日の過ごし方でした!