こんにちは!
営業の古野です。
それにしても最近の暑さは異常ですよね😓
子供時代を振り返ってもこんな暑くなかった気がしますし、
自分たちが高齢者になった時のことを考えると震えますよね、、
ハイっ!
話は変わりますが今回も福祉用具のお話です。
介護関係者の方以外、もしかしたら関係者の方にも
耳慣れない言葉かもしれませんが「抑速」という言葉があります。
言葉の意味自体はそのまま速度を抑えるという意味ですが、
実は福祉用具には抑速機能を備えた歩行器がございます👏
とっても便利な機能なので簡単ですが紹介いたします。
【抑速機能について】
1. 必要なときだけ作動
通常歩行時の速度ではブレーキはかからず、転倒につながる急加速時には抑速ブレーキが作動し、速度が上がりすぎるのを抑えます。
2. 設定が簡単
歩行能力や住環境に合わせて3段階のブレーキ力(強・中・弱)から選択していただけます。六角レンチ1本で簡単に設定できます。
3. 抑速ブレーキ力の再調整が不要
従来の抵抗器付歩行車は、抵抗器がゴムタイヤを押さえつけることで、車輪の転がりを抑制するため、ゴムタイヤが磨耗するとブレーキ力が弱まり、たびたび抵抗力を調整しなおす必要がありました。しかし、抑速ブレーキはブレーキ部品を車輪に内蔵しているため、ブレーキによるゴムタイヤの磨耗がなくブレーキ力を調整しなおす必要がありません。従来のような左右のブレーキ力の同調も不要です。
以上抑速機能について、代表例としてナブテスコ株式会社様のコンパルを参考にご説明いたしました。
”抑速機能について”引用元:ナブテスコ株式会社様公式HP
もちろん各メーカー様、抑速付の歩行器のお取り扱いがあります。
大きく分けると
①急加速時のみ抑速機能が働くもの
②常時抑速機能が働くもの
の2つに分けられますので必要に応じて選定しましょう☝
個人的な選定ではありますが、
参考までに代表的な抑速付歩行器のラインナップの紹介です。
リトルターン抑速付
まずは「リトルターン抑速付」です!
ご覧になったことのある方も多いと思いますが、
アロン化成さんの人気商品リトルターンに実は抑速機能が付いた商品があります。
抑速の機能としては上記で紹介したコンパルと同じ急加速した場合に抑速が働きます。
friend WF1
続いて「friend WF1」です!
上記と異なる点はまず形状が馬蹄式の歩行器であること。
また歩行中は常に抑速機能が働く点にあります。
ロボットアシストウォーカー RT.2
最後に「ロボットアシストウォーカー RT.2」です!
これは抑速機能だけにとどまらず別次元のすごい商品です✨
機能としては①一定速度を超えると抑速が働く②上り坂ではアシスト、下り坂では抑速が働いて③坂道で手を放しても自動停止する④片側が傾いた道でも真っ直ぐ歩ける。他歩行器と比較すると単位数は高めですが非常に優れた歩行器です。
簡単に説明してまいりましたが、
抑速付歩行器はこんな方(ケース)におすすめです。
- 坂道の歩行が不安な方
- 歩行器が先行してしまい体が追いつかない方
- パーキンソン病等により歩行が安定しない方
- ご自身でハンドブレーキをかけることが困難な方
上記のようなことでお悩みの皆さま、
色々とご提案できることあるかと思いますので、
一度ご相談いただければ幸いです🙇