
こんにちは、営業の大神です!
今日は「誰のため?」という話です。
私たちはお客様に対して、安全で快適にその人らしい生活が送れるようにと思って商品の提案をしています。
例えば、足腰が弱ってきた男性に歩行器をお勧めします。
ですがその男性は「いらない」と拒否されます。
私たちが、足が不自由で移動が不便だろうからと歩行器を進めますが、男性は「使わない」の一点張りです。
これは歩行器を使ったほうが、この男性の生活が良くなるという思い込みを私たちがしている場合があります。
この男性からすると、十分に満足している生活にいらないものを持ってこられたのかもしれません。
困っているのは周りの家族で、本人は全く困っていないという場合もあります。
介護の現場でよくある話です。
「誰のためなのか」
時々考えることがあります。
本人のため、
家族のため、
職員のため、
自分のため。
どこの視点から考えるのかで見え方が変わってきます。
いま、この歩行器を提案しているのは本人のためだろうか?家族の意向ではないのか?家族の意向ではいけないのか?もしこの歩行器を使わなかったらこの人はゆくゆく転倒してけがをするだろう。それがわかっていても本人が使わないといっているから進めなくてもいいのか。
ということを考えてしまう時があります。
まあ考えてもわからないので、結局は私が一番いいと思う提案をします。
あとはお客様がそれに同意をしてくれれば一緒に支援をさせていただきます。
考え続けても本人様の頭の中が本当にわかるわけではないですが、これは一生考え続けていくことが私たちの仕事ではとても重要なことだとも思います。
これからも悩みながらいい提案を一生懸命考えていきますね!!