こんにちは!介福本舗の大神です!
今日は、お客様からあったある日の相談の話です。
それは「介護保険制度がわからない」ということ。
60代男性からの相談でした。
妻と2人で晩年の親の面倒をどう見るのかを考えていました。選択肢を話し合ううちに悲しみが二人の顔に浮かんできたんです。介護にはお金がかかるこれを私たちでどのように負担していくのか・・・
確かに介護保険制度はややこしく、その状況になるまで内容もよく知らない方がとても多いのが現実です。
そうした不安は、事前に情報を知っておくことで解消できるが多くあります。
今日は介護保険を導入するまでの流れをまとめていきたいと思います!
介護保険を導入するまでの流れ
1. 介護保険制度の仕組み
介護保険制度は、保険料を納め要介護・要支援の認定を受けると、総費用の1~3割の負担で介護保険サービスを利用することができます。
この制度により、サービスを必要とする人が、適正な費用でサービスを受けられることが保証されます。
2. 介護保険の利用の仕方
介護保険サービスを利用するためには、要介護・要支援の認定を受ける必要があります。
各区には福祉・介護保険課に隣接する福岡市要介護認定事務センターがあり申請手続きをすることができます。
【利用の手順】
①申請する
福岡市要介護認定事務センター(郵送受付)または各区の福岡市要介護認定事務センター支部で申請を行います。
申請は家族が代理で行うことも可能です。また本人や家族が申請に行くことが難しい場合は、各地域にある地域包括支援センターや居宅介護支援事業所に申請の代行をお願いすることもできます。
②訪問調査
申請が終わると認定調査員が訪問調査を行い、本人の心身の状況や介護状況などを確認していきます。
③主治医(かかりつけ医)意見書
訪問調査の次には主治医に意見書を書いてもらい、医学的な所見を見ていきます。
④介護認定審査会
訪問調査の結果をコンピューターで一次判定します。さらに保健・医療・福祉の専門家で構成される「福岡市介護認定審査会」で一次判定の結果や主治医の意見書をもとに要介護度の審査・判定を行います。
⑤要介護(要支援)の認定結果の通知
介護認定審査会の判定で、「要支援1・2」または「要介護1~5」の認定が下り通知が来ます。認定が下りない場合は「非該当」のお知らせが通知されます。
⑥ケアプランの作成
介護保険サービスの利用にはケアプランの作成が必ず必要です。
- 要支援1・2の認定 → 地域包括支援センターで作成します
- 要介護1~5の認定 → 居宅介護支援事業所で作成します
⑦サービス開始
作成されたケアプランに基づいて、介護保険サービスの利用が開始されます。利用者の負担は、原則としてサービス利用の1割~3割です。
ここまで来てサービスの開始につながります。介護保険が使えるサービスは多くありますので、またの機会にまとめていきますね。
3.知っておいてほしいこと
介護保険サービスを利用するまではややこしく感じられるかもしれません。
サービスを開始するまでも、申請、訪問調査、主治医の意見書、審査会など多くのプロセスがあります。
しかし、各区の窓口や地域包括支援センターなどの適切な援助があればもっと簡単することもできます。
その意味でも、介護保険の利用を考える際には、専門家に相談することが大切なのです。
介護保険制度を理解するのは難しいかもしれませんが助けとなる資料や専門家が近くにいることを覚えておくことが大切です。
利用方法について適切に知ることができれば将来の不安や備えも選択肢が増えます。
今回ご相談があったお客様に介護保険の内容をお伝えしました。
すると
安全で信頼でき、しかも手ごろな価格で介護保険制度を利用できることを知り肩の荷が下りました。今、大変な状況でも介護保険制度を使えば安心してやっていける!
とおっしゃっていました。
安心していただいてよかったです!
介護に関するわからないや悩み事がある方はぜひ介福本舗の大神までご相談ください!