先日、「車いす姿勢保持基礎講習」を東京で受けてきました!
福岡を出発と同時に台風が私を追ってきました。2日間東京で講習だったのですが、帰りに台風とぶつかり福岡に帰ってこれず…
ちょうど9月の3連休と被っていたので台風の中ホテルで過ごすことに。
何もできないので1日映画をみてゆっくりすごしました^ ^
講習も久しぶりだったので楽しみながら出来ました!
それでは講習の内容の復習をしていきます!
車椅子姿勢保持基礎講習
車いすの姿勢保持(シーティング)をおこなうには?
まずは、身体の状況を確認していきます。
ポイント
- 肩の位置が左右で違っていないか
- 骨盤の位置が後傾していないか
- 背骨が曲がっていないか(側わんがないか)
身体の“ズレ”がある所は個別に調整が必要なので必ず確認をしていきます。
正面から向き合った時にすぐにわかるくらい変形などがある方もいますが、じっくりみてみないとわからない方もいます。
しっかりとみていく場合は、本人に断りを入れて体を触らせていただきます。
骨を触る事で小さなズレも見えてきますので見落とさないようにします。
●身体測定!
身体の色んな場所をしっかりと測定していきます。
ポイント
ここを必ず測っていく!
- 座位下腿長(膝裏-かかと)
- 座底長(膝裏-おしり)
- 座位臀幅(正面から見た場合おしりの幅)
- 座位腋下高(肩甲骨下角-おしり)
- 座位肘頭高(肘-おしり)
この場所を測る事でしっかりと体に合った車いすを選定・調整をしていく事ができます。
●大神の身体測定の結果合う車いすは??
実際に測ってみましたのでみていきましょう!
- 座位下腿長 45cm
- 座底長 50cm
- 座位臀幅 40cm
- 座位腋下高 42.5cm
- 座位肘頭高 21cm
でした。
これに合う車いすは…
まずは座位下腿長が45cmなのでフットサポートが地面につかないようにするには車いすの座面の高さが50cmほど必要です。
座位臀幅が40cmなので座幅は42cmほど必要です。
座底長が50cmなので膝裏がシートに当たらないようにするため、車いす座奥は47cm。
肩甲骨下角まで・・・・
こんな大きな車いすは通常ではありません!!
普段使っている車椅子では調整が難しいことが判明しました。
私自身は身長も体重も平均ですので特別大きいわけではありません。(170cm70kg)
今の30代が車いすを使う頃は規格が大きくないと合わないかもしれませんね。
それとも縮んでいくので、今の規格の車いすでも合うようになるのでしょうか?
因みに研修会場ではフルモジュール車椅子の「Revo6」という車椅子を使用しました。
前輪後輪の高さから、幅や角度、座奥の長さ調整、バックサポートの角度など細かく調整できる車椅子がありますのでそれを使い調整をしました。
車いすのシーティングの基礎は今回まとめたポイントですが、実際はこの内容を2日間かけてじっくり行うので内容がとても濃いです。
福祉用具の種類や機能も日々増えていますので、しっかりと勉強しないといけませんね!
とても楽しい2日間でした!