こんにちは!
本日は介福本舗が新しく採用したサービス「モニスタ」についてのご案内です。
このサービスを使える福祉用具貸与事業所はまだ全国に数か所とのこと。
なんと九州では介福本舗が初導入です!👏
それでは早速サービスについてご紹介させていただきます!
モニスタとは?
「モニスタ」は、電動車いすの使用状況を見える化する見守りツールです。
株式会社シンエンス様が開発し2022年6月よりサービスを開始したサービスで、電動車いすに専用の機器を取り付けることで走行情報などのデータをモニタリングすることができます。
シンエンス様からご紹介いただいて、弊社は迷わず導入を決定しました!
ご利用者様やご家族様、ケアマネジャー様など様々な方にとってメリットのあるサービスであると考えています。
モニスタでできること
① 安全な利用を促進
マップから日々の活動エリアが把握できるため、踏切や交通量の多い道路、想定を超えた遠方での使用を防ぐことができます。
また位置情報から故障やバッテリー切れの際、ご利用者様の所在をいち早く見つけ出すことができます。
② ご利用者様の変化をキャッチ
グラフ表示された過去(日・週・月・過去6か月)の走行時間・距離の推移から、ご利用者様の体調の変化、疾病の進行によるADLの低下などを見つけ出すことができ、その後の支援方針に活用することができます。
※ADLとは移動・排泄・食事などの最低限の日常生活動作のこと。
③ 安全運転レベルを把握
接触や無理な段差乗り越えなどは衝撃データとして蓄積され、過去3か月分の衝撃回数が月次表示されます。
回数の多いご利用者様への再指導、運転技術の低下が著しいご利用者様のレンタル継続の可否判断にも活用できます。
④ 最適時期のメンテナンス
バッテリーやタイヤなどの消耗部品の交換タイミングは、使用頻度により大きく異なります。
モニスタではご利用者様毎の使用状況を個別管理することで、タイミングを逃さず、車両のメンテナンスを行うことが可能です。
データ共有のメリット
① ご利用者様・ご家族様
ご利用者様のご家族様は簡単なアカウント登録によりモニスタ管理ページをご使用可能となります。
これにより、お手持ちのスマートフォン、タブレットなどでご利用者様に関する以下のような情報を確認できます。
【現在地】【活動エリア】【車体情報】【走行時間・距離】【衝撃アラート】
② ケアマネジャー様
使用状況がひと目でわかる「電動車いす利用状況報告書」を月次で出力し弊社よりご報告いたします。
ご使用状況の確認をしていただくことでケアプランもより立てやすくなるお手伝いができると考えています!
どうやったら利用できる?
「モニスタ」はシンエンス様が行われている電動車いすレンタル卸事業のオプションサービスとなっており、弊社のような福祉用具貸与事業所を通じて介護保険を利用されるお客様へ提供されるサービスになります。
【対象】介福本舗で、介護保険を使って電動車いす・電動カートをレンタルされる方
(自費でのレンタルや、弊社のサービス対象外地域にお住いの方は対象外となります)
【費用】無料 介福本舗が負担します!
(※すでに弊社で介護保険で電動車いすをレンタル中の方が、新たにモニスタを導入される場合は導入費用が掛かる場合があります。)
【備考】WHILL全機種・アシストホイール全機種はサービス対象外となります
導入についてはお気軽にスタッフまでご相談ください😊
モニスタを利用いただくことで、走行状態がいつでもスマホで確認可能になります。特に遠方にお住いのご家族様などは安心して見守っていただけるのではないでしょうか。
ご本人様にとっても適切なタイミングでメンテナンスをしてもらえるので、いつでも快適に電動カートに乗っていただけると考えています☺
最後に、「モニスタ」を開発したシンエンス様のプレスリリースより、以下抜粋してご紹介させていただきます。
<モニスタ開発の経緯:株式会社シンエンス様プレスリリースより>
近年、高齢者ドライバーによる自動車事故が社会問題となる一方、日常生活を維持するため自動車が手放せない人がいるのも現実です。こうした中、運転免許証返納後の自立した生活を支援する新しい移動手段として電動車いすが注目されています。電動車いすを安全に使うためには車両のメンテナンスが欠かせませんが、電動車いすは道路交通法上、歩行者として扱われるため、車検などの制度がありません。しかも使用頻度は人によって様々。そのような中「ご利用者それぞれに適切なタイミングでメンテナンスを提供できないか?」そんな思いから当社ではモニスタの開発に着手しました。
シニアカーとも呼ばれる電動車いすの利用者は年々増えつつあるものの、社会における理解の増進や受容性の向上が普及に向けた課題となっています。経済産業省が2020年に実施した電動車いすの導入実証によると、実証前は「歩く機会が減ってしまう」と考える高齢者が多くいましたが、実証後は「自分で外出できる自信がついた」「坂道や荷物のある場合も不安なく移動できた」といった回答が8割を超えるなど、利便性を実感していることが分かりました。当社ではモニスタを搭載した電動車いすを多くの方に知ってもらい、実際に利用してもらうことで、都市や地方が抱える様々な移動課題の解決に取り組んでいきます。