こんにちは、大神です。
前回、「スライディングシート」について話しました。
スライディングシートは滑りやすい素材を使った商品で、ベッド上のご利用者を容易に移動させることができる商品でした。
今回はその「スライディングシート」を手に装着する商品の「介助グローブ」です!
介助グローブはできる事が少し変わってきますのでそれぞれ見ていきましょう。
介助グローブでできること
ポイントは以下の3点!
- ベッド背上げ時のずれの解消
- ベッド上の移動介助
- ポジショニング
それでは1つずつ解説していきます。
1. ベッド背上げ時のずれの解消
ベッドの背上げ機能を使った時、もし寝たきりの方であればマットレスと体の接地している面に摩擦によるずれが発生します。
実際にベッドの背上げ機能を使い、身動きを一切取らなければわかりますがかなりきついです。
そこで介助グローブを装着した手で、体とマットレスの接地面を添わせるように通すだけでずれの軽減がされます。
特に手間がかかるわけではないですが、これやることでご利用者の身体的負担やストレスはとても軽減されます。
2. ベッド上の移動介助
これはスライディングシートと似た使い方ですが、素材が滑りやすいため、介助グローブを装着した手を体の下に差し込み移動させる方法もあります。
スライディングシートのように一気に移動は出来ないですが、手や足など体の部位ごとに楽に移動が行えます。
人の手を感じながらの介助ですので安心感も違います。
3. ポジショニング
拘縮がある方などに行うポジショニング。
クッションを入れてポジショニングを行うとき、まずご利用者の体のどこに負担がかかっているのかを確認しなければいけません。
ご利用者の姿を見ただけではどこに負担がかかっているかわかりません。
そこで介助グローブを使い体の下に滑り込ませることで、重心がある場所や負荷がかかっている場所を探します。
そしてその負荷が軽減されるようにクッションを入れポジショニングをしていきます。
まとめ
介助グローブを使ったケアはとてもちょっとしたケアに見えます。
ですがご利用者にとっては大きなストレスの軽減につながっています。
例えば、今まで背上げ時のずれのケアなどを行っていなかったご利用者に、介助グローブのケアを行っていったところ、リハビリがとてもスムーズにいくようになったケースがありました。
おそらくずれのケアを行ったことによる、体へのストレスが軽減され、筋緊張がなくなったおかげだろうと言われていました。
本当に少しの事ですが、本人にとっては大きなことだったりします。
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