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2020.11.30

歩行器の選定

歩行器の選定

こんにちは大神です!
本格的に寒い日々がやってきましたね。
新型コロナ対策もそうですが、ほかにも色々なウイルスが流行りだすので気をつけていきましょう!

さて今日は福祉用具専門相談員目線の歩行器の選定について書いていきます。

歩行器の選定について

いまさら歩行器の選び方なんて・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もう一度確認をしていきましょう!

歩行器は種類がとても多いので適切な選定が重要になってきます。

今日は3つの視点から見ていきます。

  • ①身体状況に合っているか
  • ②使用環境に合っているか
  • ③使用者が気にいるか

それでは①から見ていきましょう!

① 身体状況に合っているか

これは基本中の基本ですね!この段階を飛ばして考えることできませんのでしっかりアセスメント(情報収集)を行なっていきます。

歩行器を選ぶ理由というのは、歩行を安定化させる事が一番の目的です。

本人の身長から適切な高さ、幅などを選び、歩行状態に合わせて車輪の種類や機能などを選んでいきます。
これができれば使用者は安定してしっかりと歩く事ができます。

ただこれだけでは段差のない完璧に平坦な場所でしか使えません。

この段階で歩行器が決まったら②にいきます。

②使用環境に合っているか

使用環境は当たり前ですが人それぞれに違います。
段差のないバリアフリーな室内の家もあれば、昔ながらの日本家屋で部屋ごとに段差がある家もあります。
戸建てもあればマンションもありますし、保管場所も倉庫がある家もあれば玄関に置く家もあります。

また家族の支援が得られるか、独居で全て一人で行うのか環境は人それぞれです。

歩行器にとっての大きな問題点の一つに段差をどう乗り越えるのかという問題があります。
たとえ数センチの段差であっても5kg前後の歩行器を持ち上げることは高齢者にとっては大きな問題です。
転倒の危険もありますし、持ち上げたことにより圧迫骨折を起こすかもしれません。

歩行器を使う動線上で障害になる物がないかの確認をする事は必須です。

③ 使用者が気にいるか

最後ですがここが一番大事かもしれません!
いくらいい選定をしても使って頂けないとなんの意味もありません。

使う人が気にいるようにいかに説明・提案できるか。
意外とここが一番難しいです。

以上3つの視点からみていきました。

改めて考える事で提案の順序などを見直すきっかけになったのではないでしょうか?
人によって見る視点も違いますので、提案する順序も変わるかもしれません。

気になるときはいつでもご連絡ください!

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この記事を書いた人

Ogami

営業の大神(おおがみ)です。安心できる環境を一緒に作っていきましょう! 保有資格/福祉用具プランナー・福祉用具専門相談員・電動車いすセーフティー・アドバイ ザー・ヘルパー2級・福祉住環境コーディネーター2級・福祉用具選定士・可搬型階段昇降 機安全指導員

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