もう夏ですね。営業車の中はうだるような暑さになっています。
明日あたりから雨が続く予報が出ていますので傘も必須アイテムですね!
今日は「福祉用具を使う側になったら」どんな心境なのかを考えてみようと思います。
福祉用具を使う側になったら・・・
よくある事なのですが本日伺ったお客様で、歩行器を使うことをかたくなに拒む方がいらっしゃいました。
退院をしたばかりで転倒の危険性が高く心配な方でした。
周りは
「使った方がいい、何か起きてからじゃ大変」
「歩行器を使った方が安心して歩けますよ」
と促していましたが本人様は拒否されています。
本来であればもちろん使った方がいいでしょうが、本人に使う気がないのに押し付けることはできません。
もし自分が歩行器を使う側になったらどんな心境でしょう?
歩行器だと考えづらいかもしれませんが、
例えば自転車に乗っている人なら「安全を考えて補助輪を付けましょう」と言われたらどうでしょう?
やっぱり嫌ですよね。
本人様もきっと自分の身体状況は分かっていると思いますが、やっぱり受け入れたくないという気持ちもあると思います。
その気持ちにいつ整理がつくのか。
受け入れるのか、拒否するのかそれは本人にしかわかりません。
私もできるだけ安全な環境を作れるように努力しますが、
本人様の希望するものになっていなければそれはこちらの自己満足で終わってしまいます。
できるだけお客様の気持ちに添えるようにしていきたいと思う出来事でした。
こちらが返ってきた歩行器です。
余談ですが、この歩行器をとる姿がおかしかったようで
通りすがりの知り合いの事業所の方に「変態みたいな撮り方」と言われました。
気を抜けないですね!今度から気を付けよう!